SEA GLASS CANDY
鉱石を喰らって生きる生物の気持ちになれる製品。
もしも不思議な雰囲気の賢い人の家に招待されて、物陰からそーっとその人の様子を伺ったとき、ちょうど石のような何かを食べている場面を目撃してしまったらどうしよう。好きになってしまうかもしれない。
これは新潟・佐渡島で製造された塩を使った飴、名前の通りシーグラスを象った色と形が綺麗で目にも楽しい。直接関係ないが、私の祖母は新潟県出身なのだった。
最近、友達の後について海で「拾い物」をするようになったので、たまにシーグラスを拾うこともあり、なおさらこのきらきらした飴には惹かれた。口に入れるとやさしく淡い甘さと、結構ガッツリしたしょっぱさが交互にあらわれてくる。決してしつこくなく、常になんとなく舐めていたくなるので、大きな欠片であってもすぐになくなってしまう。
新潟駅の売店や通販などで買えるよう。
障がい者就労トレーニングファーム チャレンジド立野(就労継続支援B型) と連携し、製造、パッケージングをして頂いています。
その他、令和4年6月より佐渡の老舗「お菓子処 しまや」
令和4年9月より自社工場「人魚の宝箱」での製造がはじまりました。
パッケージングは全てチャレンジド立野にて行っています。
……公式サイトより
奥能登地サイダー しおサイダー
地ビールならぬ地サイダー、というものがあるのを初めて知った気がする。でもご当地炭酸飲料といえば、広く捉えればあのお茶入り「しずおかコーラ」もその仲間かな。地サイダーに、地コーラとか。
これは奥能登発のしおサイダー。
金沢、能登の地で「揚げ浜式」の塩製造法が興ったのは相当に昔のことで、一度は衰退期を挟みながらもいまだ存続しているらしい。歴史だ。その塩味はまろやかなのが特徴と言われており、実際に揚げ浜塩(粗塩)が使用されたしおサイダーを飲んでみると、確かにそんな感じがする。液体自体にとろみはないけれど舌触りが軟らかい。
よく冷やして飲むと特においしい気がした。身体に染みわたる。単体で味わうのが最良な気がするけれど、これに合う食べ物なども探せばありそうな予感……とはいえすぐには思いつかない。料理か、お菓子か。旨味の感じが和食向きかもしれない。
石川県や金沢の地にはもう何年も行っていないので、また訪れたい気分に。
能登では今から500年以上前に「揚げ浜式」の塩づくりが始まりました。
海水を汲み、塩田まで揚げることから「揚げ浜式」と呼ばれるこの製塩法は、汲み上げた海水を、細かい砂を敷き詰めた塩田に撒き、太陽の力で乾燥させ、塩分を含んだ砂を集め、さらに海水をかけて塩分濃度の高い「かん水」を集め、釜で煮詰めて塩の結晶を取り出します。
熟練した技術が必要とされる「揚げ浜式製塩法」がいにしえから連綿と続けられているのは、唯一石川県能登半島だけです。
……公式サイトより
スイカのカクテル
横浜、ホテルニューグランドのロビーラウンジ「ラ・テラス」にて、17時以降に「サマーアフタヌーンティー」(2023年8月27日まで)を予約したら無料でついてきたサービス!
液体というかシャーベット風で、キンキンに冷たいのが嬉しい。ストロー付き。
これもあるのでせっかくだからわりと涼しい夕方に行くのがおすすめ。グラスのふちにかなりしっかりと塩が施されているスノースタイル、うん、確かにスイカに塩を振って齧りつくとこういう味になるよねわかる、という再現度の高さで夏らしさが詰まっていた。
本物のスイカの果実はあまり食べない人間なので、今年はこういった形で味わえたのが大変良かった。またいずれ。