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彷徨する自由帖

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【宿泊記録】窓に障子、中町フジグランドホテル - 七日町や栄町散策の拠点として|福島県・会津若松

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 11月の会津若松では、夜の空気は刺すような冷たさだった。文字通りに痛いくらいの。過ごしやすかった昼間の日差しが嘘のように、みるみるうちに天が青く、暗くなり、やがて思わず首を引っ込めてしまう程の容赦ない風が顔に吹きつけるようになる。

 同じ会社で勤務している人に会津出身の方がいて、あるとき雪の降る時期の郊外の写真を見せてもらったのだが、それがまあなかなかのすごさで。

 加えて他のいくつかの地域と同じく、厳寒期には水道の栓を常に少し開け、流れを作っておかないと、水道管が凍ってしまうこともあるようだ。……個人的にイギリスで似たような経験をしたのを思い出した。何にせよ、冬の影響力は大きい。

 会津若松訪問で宿泊したフジグランドホテルには、立地の異なるふたつの建物がある。ひとつは駅前で、もうひとつは鶴ヶ城方面の七日町に近い方。今回利用したのは後者だった。

 

 

 どことなく昭和期の香りがするエントランスの光を浴びながら、入館。

 部屋はおそらくツインルーム・デラックスで、具体的に何がデラックスなのかと公式サイトの写真を見てみたところ、部屋の広さとそこに設置されたソファの有無が違いなのだと分かった。

 ここに大人2人で泊まり、1名分の料金が4000円以下だったのだからお得だと思う。

 面白かったのは窓の仕様。どうやら、駅前フジグランドホテルの方は遮光がカーテンかふすま、一方こちらの中町フジグランドホテルになると「障子」がついているらしい。光の柔らかな感じは結構好きだった。

 そのあたりを和風な感じに寄せているのは城に近い立地ゆえか、特にこだわりはないのか、真意は不明。

 

 

 鏡の真上に照明が点いているの、地味にありがたい仕様ではないだろうか?

 そしてこれらの前に、小さな机と横長のソファが置かれている。並んだベッド以外にも足を延ばせる空間がある、贅沢な感じ。いつも狭めのシングルルームで事足りているので、友達と泊まりに来るならこういうゆったりできる空間も良いものだと思った。

 もちろん、荷解き後は備え付けのポットでお湯を沸かし、熱いお茶を。

 ところで帰ってきてから改めてプラン一覧を見ていたところ、何やら「磐梯山モチーフのマグカップ付き」「なた豆すっきり歯磨き粉付き」「プレミアム歯ブラシ」……等々、かなり興味深いプランの選択肢が用意されているようだったので、気になる人は調べてみてほしい。

 

 

 これは女性向けの標準アメニティで、特に良かったのはメイク落としとハンドクリームが内包されていたこと。小分けの袋入りのため、今回のを取っておいたら次の旅行にも持って行ける。

 他、使い捨てスリッパと部屋着も置いてあった。特に問題も起きず快適な滞在になった。

 ホテルの周辺で食べた夕飯の記録は次のブログ記事にて。

 

公式サイト: