白昼の歓楽街、取り残された街/千野
— 大阪大学感傷マゾ研究会@文フリ京都け-15 (@kansyomazo) January 4, 2023
独特の終末感が漂う、午前中の歓楽街を巡ったエッセイ。白昼の歓楽街を通して、廃棄された街の「幽霊」と対峙します。紀行文のようにも、小説のようにも読める名文です。 pic.twitter.com/snFuVP2erq
上の全文が掲載された同人誌が、即売会の文学フリマ京都7(2023年1月15日)にて頒布されます。
会場は京都市勧業館 みやこめっせ 1F。
午前11時から開場、場内の位置番号は【け-15】となります。
ぜひお越しください!
この度どういうご縁があったのか、大阪大学感傷マゾ研究会さんからお声掛けくださり、そちらの会誌「青春ヘラver.6 〈情緒終末旅行〉」に文章を寄稿することとなりました。ver.1から順に刊行されているものの6番目です。
空想のともなう、かなり個人的な旅行にまつわる文章をブログ外で書く機会は常々探しておりましたので、本当に嬉しいです。
通販ページもありました。
寄稿した会誌のテーマは「情緒終末旅行」ということで、終末と旅行にまつわるエッセイ、小説、評論などが色々な方から寄せられています。
概要ページから引用させていただくと……
書店や即売会で売られている「旅行記」を読むと、「意識の高い旅行だな」と感じることがあります。例えば誰も知らない田舎に行ってノスタルジックな気分に浸るとか、古い温泉旅館でボーッとするだけの「決して意識は高くない」旅行記があってもよいのではないでしょうか。
あるいは、終末と旅行の相性の良さにも注目すべきでしょう。『少女終末旅行』や『終末ツーリング』、『ヨコハマ買い出し紀行』などの傑作はもとより、壊れゆく・壊れてしまった世界を旅する時の心境とはどのようなものなのでしょうか。
(青春ヘラver.6「情緒終末旅行」概要より)
……このようなテーマに基づいた会誌になっています。
そもそも「青春ヘラ」とは何か、については代表のペシミさんが以下のnoteで述べられているので、ご参照ください。
私が寄稿した文章は、ジャンルとしては一応エッセイ(随筆)になりますが、小説のように自由に読んでいただいて構いません。すでに役割を終えたように見える、けれども未だに何かが息づいている街の、奇妙さや抗えない魅力について書いています。
普段のブログ記事と同じく、気軽に楽しんでいただければ良いなと思います。後日、具体的にどの場所を歩いたのか記すブログが更新されるとか、しないとか……。
何卒よろしくお願いいたします。
過去の寄稿記事: