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彷徨する自由帖

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英国ペンハリガン (Penhaligon's) のフレグランス、ルナの香り|愛用品たち (2)

 

 

 いろいろな香水を楽しむのが好きだけれど、基本、使う頻度も量も少なくて、集めたアトマイザーのサンプル(2mlくらい)ですらぜんぜん減らない。一般的に売られているものは50~100mlのものが多く、とても新鮮なうちにすべてを使いきれない……。

 そんな筆者ですが、これだけは無くなったら必ずボトルで買おう、と決めている香水があります。

 ペンハリガンというイギリスのブランドから提供されているオードトワレ(EDT)のひとつで、名前はルナ。

 

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 販売されている容量には100mlと30mlの二種類があり、私が現在所持しているのは30mlのボトルです。

 これが私はとても好きで、今まで他にも気に入ったフレグランスは数あれど、年間を通して側に置いておきたいと思うのはルナくらいでした。個人的な嗜好にかなりぴったりと合致する匂いで癒されるし、いつ触れても違和感や不快感がなくて。

 日本でも結構人気があるのは、舶来の香水の一部にみられる重さがあまりないのが一因なのかな、とも想像しています。

 

 公式のページで説明されている香調はフローラル シトラス。

 確かに、吹き付けるとベルガモットやビターオレンジをはじめとした柑橘系の気配が一気に広がって、まるで淑やかな光に包まれたような印象があります。「ルナ(月)」という名前の由来が、ギリシア神話に登場する月の女神へのオマージュだとあるのも納得でした。

 ほんのわずかにスパイシーな感じもするのですが、調べてみると、ジンの香りづけなどに使われるジュニパーベリーのものだそう。

 

 そんな光の粒子を思わせるはじめの波が去った後には、爽やかな甘さがやってきます。

 ジャスミンや白薔薇などの花がそっと束ねられたイメージ、月の光に包まれて夢見るような芳香は時間と共に落ち着いて、ムスクやアンバーグリス(龍涎香)の余韻を残して消える。

 これを、秋に入って涼しくなってきた頃の散歩の際に付けてみたり、寝る前の睡眠導入に使ってみたりするのがお気に入りの方法です。

 

 

 

 

 そもそもペンハリガンと出会ったきっかけは、イギリス留学中にブレナム宮殿を訪問したことでした。ロンドンから足を伸ばして建物を見学し、帰りに覗いたショップに「ブレナム ブーケ」というフレグランスが置いてあったのです。

 タイトルの通りブレナム宮殿から着想を得た香水で、眺めているうちに、それがペンハリガンのものだと知りました。

 

 

 ブレナム ブーケの香りはとても印象的で面白く、それから興味をそそられて他のラインナップも色々と調べ、最終的に行きついた「ルナ」を今ではこよなく愛しているのでした。

 強くきつい匂いや、重たい香りが苦手だけれど香水を探している、という人にはだいたいこれを紹介します。

 

 ペンハリガンのアイテムには背景となるストーリーやヴィジュアルが必ず用意されており、世界観に浸っているだけでも楽しいので好きですね。

 もちろん同じブランドでも、数ある商品のなかには苦手な香りもあります……。説明を読んで良さそうだなと感じても、実際の香りは嗜好と乖離している場合があるのが、香水の難しく面白いところ。

 ルナ以外にもサンプルをたくさん所持しているため、それらについて何か喋りたくなったら、またそのうちブログに書きに来ると思います。やはり注目なのはボトルが魅力的なポートレート コレクションでしょうか。

 

 

日本の公式通販サイト:

【PENHALIGON'S(ペンハリガン)|ルナ オードトワレ|香水・フレグランス|ラトリエ デ パルファム 公式オンラインストア】