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彷徨する自由帖

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2023-08-20から1日間の記事一覧

アゴタ・クリストフ《悪童日記》面白かったからこそ続きを読みたくない稀有な1冊|ほぼ500文字の感想

時代や地域を特定させる固有名詞が意図して省かれているにもかかわらず、読んでいれば、舞台が第二次世界大戦中のヨーロッパのどこかであることはすぐ明らかになるだろう。アゴタ・クリストフ「悪童日記 (Le grand cahier)」は、3部作を構成するうちの初めの…