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彷徨する自由帖

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2023-06-22から1日間の記事一覧

アンナ・カヴァン《氷》極寒の世界の裏側でインドリ達が奏でる無垢な歌|ほぼ500文字の感想

アンナ・カヴァンの《氷》(山田和子訳)を読んでいた。白い魔にほぼ閉ざされた世界の物語といえば、カヴァンと同じ英国出身の作家・セローの「極北」が私には身近だけれど、その趣は全然違う。いや、そもそも……と《氷》の内容を回想した。原題も"Ice"なので…