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彷徨する自由帖

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新幹線に紐付けられたお弁当とお酒|ほぼ500文字の回想

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 1人で新幹線に乗ってどこかへ行ったり、旅先から帰ってきたりするとき。

 

 駅弁と一緒に現地近辺で製造されている日本酒(あれば)を買って、窓の外を見ながら座席で黙々と飲食をする。

 お弁当箱にぎゅっと詰められ、通常よりも圧縮されたご飯の部分を割り箸で端から切り崩し、駅弁らしい濃い目の味のおかずを合わせて一口ずつじっくり味わうのが好きだった。甘かったり、塩気があったり。歯ごたえがあるものも柔らかいものもある。

 ご飯はもちろん炊きたてが美味しいけれど、駅で買うお弁当にも独特の良さがある。

 ……そういう話をしていたら、母から「中年」の2つ名を授けられることになった。
別になんと呼ばれようと構わないのだが、この場合はいくらなんでも年齢の印象を上乗せしすぎだ、と感じたため「私の周りの同じ20代もだいたい似たような感覚を持ってるよ」とかなり適当な返しをしておいた。

 適当とはいえ、決して嘘ではない。単純に私の周囲には、そういう人達が多いだけの話だった。

 

 先日に秋田新幹線の車内で食べたのは、大館の株式会社 花膳が提供している弁当『鶏めし』。

 お酒は由利本荘、齋彌酒造店が製造元の『雪の茅舎 奥伝山廃』だった。

 

 

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