新丸子駅東口から徒歩1分、友達と雑談するのに利用した喫茶店。
建物は大きな窓の外側に鯉の泳ぐ細い池があって、交差点に面した角の部分には煙草販売コーナーもある。少し古い感じの趣がそれらしくて癒し。お約束のようなかわいい食品サンプルの棚の横、扉から入店する。
天井に実った果実を思わせるガラスの照明と、光の広がり方が魅力的。ゆったりとした臙脂色のソファはおさまりが良く座りやすかった。
この新丸子にある喫茶まりもは、昭和38(1963)年に創業した店舗。
実はかつて日吉に存在した同名の喫茶店と繋がりがあり、そちらは残念ながら2017年の12月に閉店してしまったそうだ。色々な事情があると思うが、古い喫茶店ができるだけ長く存続してくれることを願ってやまない。
注文したのはソーダー水とドライカレー。お腹が空いていた。
シンプルなグラスに注がれた鮮やかな緑色の水の爽やかさ。こういうものを求めて喫茶店に来てしまう。ドライカレーはしょっぱすぎず、辛すぎずで、素朴ながらも思わず箸が進んでしまう味。いくらでも食べられそう。
そして、料理類を注文するとお味噌汁が付いてくるらしく、その点での満足感も大きい。珈琲や紅茶はもちろん、しっかり食事をとりたい時にもおすすめできる場所だった。
ちなみにアルコール類の提供もある。それゆえ、呼称が純喫茶ではない。
基本的に無休で、通常は曜日にかかわらず朝10時から夜9時(食事類の提供は夜6時が最終)まで営業している。情勢の影響は不透明なので詳細は要確認。休日のお昼頃は忙しそうで、かなり席が埋まっている印象だった。
店舗内は全面禁煙。