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彷徨する自由帖

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パインツリー(PINE TREE) - 熱海銀座の商店街にあるレトロ喫茶店|静岡県・熱海市

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 むかし友達に連れられて行ってから、何度か訪れている喫茶店。

 以下でプリンアラモードの感想を書いている。

 

 

 純喫茶パインツリーは、JR東海道線の熱海駅を出てからしばらく歩いて、銀座町の商店街に着いたらアーケードの中程に見つけられる。ガラスケースに並んだ魅力的なサンプルと、お店の正面上部にある緑色のリボンが目印。

 入口左側にはレトロなおもちゃを販売しているショップ。何かひとつ欲しい。

 昭和34(1959)年の創業で、観光案内サイトを見ると「テレフォン喫茶(電話喫茶、テレフォンカフェともいう)として開業」とある。テレフォン喫茶は各席に電話と交換台が用意された喫茶店で、各家庭に電話が普及しておらず、また携帯電話も身近でなかった時代に利用されていたのだとか。呼称がネットカフェみたいな響き。

 先日の訪問時にはフルーツジュースとツナサンドを注文した。

 

 

 フルーツジュースは注文後にミキサーで絞って作られ、グラスの氷で冷やされている。ストロー付き。

 自然な感じの甘さでおいしかった。ゆっくり味わうとどこか果物の青さもあり、ときどき果肉の粒も顔を覗かせる、素朴な印象。とりわけ朝ご飯と一緒に飲みたいやつ。だからなのか尚更、トーストされたツナサンドとの組み合わせが引き立つような気がした。

 ツナサンドのパンはサクっとした、比較的しっかり焼かれているタイプ。両脇に食パンの耳もあり。

 刻まれたきゅうりの歯ごたえと爽やかさ、それがツナとマヨネーズソースに絡んでパンの香ばしさと調和し、食べた後に堅実な満足感を残していく。けれど不思議と満腹になってしまわないのはどうしてなのだろう。脂っこいところがないからなのか、昼食後のおやつ代わりにでも気軽に食べやすい(筆者が食いしん坊なだけでは?)。

 

 

 ちなみに、お皿や紙ナフキンに刻印されているPINE TREEのロゴと女の人のアイコンは、従業員のエプロンにもプリントされているのだと店員さんが教えてくれた。かわいい。

 営業時間は通常朝の9時からとなっているものの、私達が前回訪れた際は情勢の影響か、10時からに変わっていた。早朝から熱海散策をはじめて立ち寄りたい場合はそれを念頭に置いておくのが良いかもしれない。不定休なので臨時休業される場合もあるだろう。

 いつ行っても気分の落ち着く雰囲気の喫茶店なので大好き。