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彷徨する自由帖

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2021-06-14から1日間の記事一覧

夏目漱石の《坑夫》暗い銅山で青年が邂逅したもの・絶え間なく移ろう人の心|日本の近代文学

夏目漱石の作品のなかでも、現代文の教科書でよく取り上げられる「こころ」や「草枕」に比べると、話題にのぼる機会が驚くほど少ない「坑夫」という小説。私はこれがとても好きなのだ。物語全体の流れも、内容も本当に面白いから。著者が「坑夫」を執筆する…